「最近K-POPファンになったけど、よくわからない用語が多すぎる…」と困っている方も多いのではないでしょうか。
用語がわからないと、楽しみが半減してしまいます。
そのため、韓国アイドルを推す上で、初心者がまず覚えるべきなのがK-POP用語です。
韓国語が語源になっているものがほとんどなので、馴染みのない言葉ばかりだと思いますが、今回はKポ初心者が絶対に覚えるべきK-POP用語を紹介します。
K-POPオタク歴5年以上のプロオタクがK-POP用語とオタク文化について解説するよ!
【超初級】絶対覚えるべきK-POP用語
ここからは、年齢に関係するK-POP用語を紹介します。
ペン=ファン
韓国語では、ファンのことを、ペンと言います。
韓国語の発音でfの発音が破裂音(p)になる特徴があるので、ハヒフヘホのものは、大体パピプペポに置き換えられると思っておきましょう。
ペンを使った派生の用語は、以下のようなものがあります。
ヨジャ=女性
ヨジャは日本語で「女性」という意味です。
女性アイドルのことを「ヨジャアイドル(ヨジャドル)」と言います。
ナムジャ=男性
ナムジャは日本語で「男性」という意味です。
男性アイドルのことを「ナムジャアイドル(ナムドル)」と言います。
チング=友だち
チングは、日本語で「友だち」という意味です。
これは、アイドルが使うというよりは、K-POPファン同士で使うことが多い言葉です。
友だちのことをお互いにチングと呼び合うときに使われます。
なお、チングの前に男女を指定する言葉がついていると違う言葉になりますので、注意してください。
ヨジャチング(ヨチン)=彼女
ナムジャチング(ナムチン)=彼氏
センイル=誕生日
センイルは日本語で「誕生日」ということです。
アイドルの誕生日前には、ソウル市内の地下鉄やバス停など様々な場所に広告が出され、これを「センイル広告」と言います。
この広告は、マスターと呼ばれるファンの代表がグッズを売った収益や寄付を募ってまとめて企画することが多いです。
誕生日ケーキのことを「センイルケーキ」といいますが、いまは通販でオーダーできるくらい一般的になっています。
センイルケーキに興味がある方は、こちらの記事をチェックして見てください♪
ソンムル=プレゼント
ソンムルは日本語でいう贈り物のことで、いわゆる「プレゼント」です。
アイドルへのプレゼントはもちろん、オタク仲間同士でプレゼント交換する際には「ソンムル交換」などと言うこともあります。
ケミ=ケミストリー
ケミとは、英語で化学という意味があるケミストリーの略で、複数で合わさることで化学反応が起きるということを意味しています。
主にグループ内などで特に仲がいい二人組に対して「このケミ最高!」みたいな感じで使われるイメージです。日本でいうカプとかシンメのようなニュアンスです。
プデュやガルプラ・ボイプラなどのオーディション番組などではかなりの頻度で使われますので、サバ番(サバイバル番組)を見る方は覚えておきましょう!
例えばボイプラの場合…
「センターズ(ソンハンビンとジャンハオ)のケミ尊い」
「ボイプラでどのケミが好き?」
「ハオビン(ジャンハオとソンハンビンのケミ名)のケミ名が好き」
【年齢系】絶対覚えるべきK-POP用語
ここからは、年齢に関係するK-POP用語を紹介します。
マンネ=末っ子
マンネは、日本語では「末っ子」という意味です。
主にグループ内で一番年下のメンバーのことをマンネと呼びます。
BTSならジョングク、IVEならイソ、ルセラフィムならウンチェがマンネとなります。
〇〇ライン
生まれた年の下二桁をとって「〇〇ライン」といいます。
例えば、2002年生まれのメンバーを「02ライン」「02line」、1998年生まれを「98ライン」「98line」と表記します。
【妹⇒姉】オンニ=お姉さん
オンニは、日本語では「お姉さん」という意味です。
韓国では、年下の女性が年上の女性に対して使う言葉で、男性は基本的には使いません。
実際の姉じゃなくても、同じグループの先輩や年上のオタク友達などにも使われます。
【妹⇒兄】オッパ=お兄さん
オンニは、日本語では「お兄さん」という意味です。
韓国では、年下の女性が年上の男性に対して使う言葉で、男性は基本的には使いません。
こちらも実の兄に対しても使いますが、他人に対しても使う言葉です。
若い女の子から「オッパ」と言われると、韓国男性は喜ぶと言われています。
ペンサなどで年上のアイドルと話をする際には、「オッパ」と言いましょう。
【弟⇒姉】ヌナ=お姉さん
ヌナは、日本語では「お姉さん」という意味です。
韓国では、年下の男性が年上の女性に対して使う言葉で、女性は基本的には使いません。
若い男性アイドルが、年上のメイクさんなどを呼ぶ際に「〇〇ヌナ」と呼びます。
【弟⇒兄】ヒョン=お兄さん
ヒョンは、日本語では「お兄さん」という意味です。
韓国では、年下の男性が年上の男性に対して使う言葉で、女性は基本的には使いません。
同じグループの年下メンバーが年下のメンバーに対して「〇〇ヒョン」といいます。
兄姉⇒弟=トンセン
トンセンは、日本語では「弟」という意味です。
年上の男女から、年下の男性に対して使われます。
会話では、わざわざ「トンセン」ということは少なく、基本的には名前で呼ぶことが多いです。
「トンセン」に男性を指す「ナム」を足した言葉で、ナムドンセンという場合もありますが、実際耳にする機会は少ないと思います。
兄姉⇒妹=ヨドンセン
ヨドンセンは、日本語では「妹」という意味です。
男女問わず、年下の女性に対して使われます。
「トンセン」に女性を指す「ヨ」を足した言葉で、基本的な使い方はトンセンと同じです。
【ファン文化】絶対覚えるべきK-POP用語
ここからは、ファン文化に関係するK-POP用語を紹介します。
ファンダム=ファン集団
ファンダムとは、ファンとキングダムを合わせた言葉です。
熱狂的なファン集団のことを指します。
中華バー=中国版ファンダム
中華バーについて説明すると長くなるため、別記事で解説します。
マスター(マスタニム)=ファンの代表的存在
マスターは、日本にはない文化なので、置き換える言葉はありません。
主にファンダム(韓国アイドルファン)の代表的な役割をしたり、ライブや出勤時の写真を提供してくれる存在です。
ライブ会場やサイン会で撮影した写真をSNSに流しているため、目にする機会は多いと思います。
推し活をする中で、公式や本人のSNS以外で推しのステージ写真や出勤写真が流れてきたらそれはマスターが撮影した写真である可能性が高いです。
その他にも、推しの誕生日やカムバなどの際には、推しのためにイベントを企画することもあります。
基本的には写真撮影などはNGとされている場合も、一定のルールに従って行動しているので、暗黙の了解で許されているケースが多いです。
「マスター」に「様」という意味がある「ニム」をつけて「マスタニム」と呼ぶケースもあります。
サジン=写真
サジンは日本語で「写真」の意味です。
スナップ写真やポートレート写真など、カメラで撮った画像すべてをサジンといいます。
推しのお気に入りの写真を「推しサジン」などと言うようです。
セルカ=セルフカット(自撮り)
セルカはセルフカットの略で、日本語では「自撮り」という意味です。
最近ではK-POP用語ではなく日常的に使われてる気がするので説明は不要ですね。
サセン=私生活ファン(ストーカー)
サセンは韓国語で私生活という意味があり、私生活を侵害するストーカーのようなものです。
基本的にはサセンと言われることが多いですが、正しくはサセンペン(私生活ファン)です。
先程紹介したマスターや普通の追っかけは、一定の規定に従って行動しています(空港や公式スケジュール出勤など)が、サセンはそのルールを無視して、私生活まで追ってくるファンのことを指します。
例えば、飛行機で同じ便を利用して機内まで追い回したり、宿泊先のホテルで待ち伏せしているようなファンのことです。
不正に入手した電話番号でインスタライブ中のアイドルに電話をかけるなどプライバシーを侵害することが多いため、多くのK-POPアイドルが悩まされています。
【イベント系】絶対覚えるべきK-POP用語
ここからは、イベント時に使われるK-POP用語を紹介します。
カムバ=新曲リリース
「カムバ」とは「カムバック」の略です。
主に新曲をリリースする際に使われます。
韓国では、新曲をリリースすると3週間程度、音楽番組やバラエティ番組に出演して新曲のプロモーション活動をします。その期間のことを「カムバ期間」と言います。
例えば、「ルセラが来月カムバだって!」「IVEとニュジのカムバ期間が被ってる!」と使われます。
スミン=ストリーミング(音源再生)
カムバ期間にSNSでよく目にする「スミン」とは、ストリーミング(音源再生)の略です。
主にYouTubeでのMV再生やApple Music、Spotifyなどの音楽配信サービスでの音源を再生することを指します。
カムバ期間には投票と合わせてスミンを呼びかける声があがります。
ティーザー=予告
ティーザーとは、主に新曲リリース前の予告のことを言います。
新曲が出る前に、数日前から断片的にティーザーを出してカウントダウンするなど、ファンを盛り上げるための予告だと思っておきましょう。
スポ=ネタバレ
スポとは、「spoiler(スポイラー)」の略で、日本語で「ネタバレ」ということです。
主にカムバ前にアイドルが新曲の歌詞や振りを見せるときに使われます。
オーディション番組などの場合は、関係者から流出した情報のことをスポと言うこともありますので、ネタバレを見たくない場合はスポというワードを見たら画面を閉じましょう。
なお、韓国語では「스포(スポ)」または「스포일러(スポイロ)」と表記します。
ヨントン=ビデオ通話
ヨントンとは、ヨンサントンファの略で、日本語では「映像通話」です。 つまり「ビデオ電話」のことをいいます。
新型コロナウイルスが流行する前は、アイドルと直接会えるサイン会(ペンサ)が一般的でした。新型コロナウイルスの流行後は、サイン会の代わりにヨントンが実施されることになりました。
イルデ=日本デビュー
イルデは、韓国語でイルボンデビューを略したものです。イルボン=日本で、頭をとって「イルデ」といいます。
韓国アイドルが日本デビューする際には「イルデ」です。
イル活=日本活動
韓国アイドルが日本で曲をリリースし、それに合わせて活動することを「イル活」といいます。
ペンミ・ペンコン=ファンミーティング・ファンコンサート
ペンミやペンコンは、コンサートのように歌がメインではなく、数曲披露+ゲームやトークという構成です。
公演時間が2時間〜3時間程度と短いため、人気のグループは1日に昼と夜の2公演を開催することもあります。
KPOPの第〇世代とは
KPOPアイドルを推していると第4世代、第5世代という言葉を目にする機会があると思います。
しかし、どのグループが第何世代なのかよくわからない方も多いでしょう。
ここでは、各世代を代表する人気グループを一通りまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
KPOP第1世代
第1世代は、ファンダム文化を生んだ世代と言われています。
この世代が活動していたときには生まれていない人も多いと思いますが、今のKPOP文化の礎を作った人々だと思っておきましょう。
簡単に言うとジャニーズ初期のグループのようなものだと思います。
KPOP第2世代
第2世代は、KPOP界のレジェンド的な立ち位置です。
現在活動するアイドルの中にも、第2世代に憧れてアイドルを目指してという人も多いです。
現在はほとんどのグループが解散していたり、兵役に行っていたりなど、完全体の姿を見ることはできません。
東方神起の二人やスジュ、シャイニーは今も活動しているので、SMってすごいですね。
KPOP第3世代
★は期間限定グループです
第3世代はBTSやBLACKPINKなどの巨大なファンダムを持つ世代です。
すでにデビューから10年近く立っているグループもあるため、勢いというよりは安定という印象です。
男性グループに関しては兵役に行っているケースが多く、現在も完全体で活動しているグループはほとんどありません。
現在も精力的に活動しているグループといえば、セブチとTWICEでしょうか。(TWICEは海外活動がメインになっています)
KPOP第4世代
★は期間限定グループです
第4世代は、現在KPOPの最前線と言える世代です。デビューから数年が経過し、しっかりとしたファンダムが形成されています。
男性グループではスキズが頭一つ抜けていますが、TXTやエナイプンなどハイブ勢も着々と人気を伸ばしています。
なお、第4世代は女性グループのほうが層が厚いです。
飛ぶ鳥を落とす勢いのニュージーンズをはじめ、本国人気が強いアイドゥルとIVE、中華人気があるエスパなどそれぞれ強みがあります。
ルセラとATEEZは、2024年のコーチェラに出演したことでも話題になりました。
KPOP第5世代
★は期間限定グループです
第4世代から第5世代への切り替えは、ZEROBASEONEが誕生したオーディション番組(ボイプラ)で宣言されたことがきっかけです。
主に2023年以降にデビューしたグループを指します。第4世代とは逆に、男性グループの勢いがすごい世代といえます。
第5世代の先頭を切ったゼベワンのデビュー作のアルバム売上が200万を突破。年末年始の授賞式では新人賞のグランドスラムを達成しました。
これまで新人賞のグランドスラム(ルーキーグランドスラム)を達成したのは、SHINee、iKON、Wanna One、TXT・ITZY、aespaの6グループだけです。これにZB1が加わりました!
その後デビューしたRIIZEやTWSなどは男性アイドルには難しいと言われていた音源成績が好調で、melonチャート上位や地上波音楽番組での1位などを獲得しています。
女性グループでは2024年以降にデビューしたグループが好調で、特にハイブ傘下のBELIEF LABに所属するILLIT(アイリット)はデビュー作でPAKを達成。
PAK(PERFECT ALL KILL):すべてのリアルタイムチャートに加えて、MelOn、Genie、FLO、Bugs、VIBEのすべての日間チャートでも1位を取ること。
ILLITが達成したデビュー曲でのPAKは、BLACKPINK以来の快挙です!
YGからデビューしたベビモンは海外人気が強く、メジャーデビュー曲のMVが10日で10億回再生を記録しました。圧倒的なステージパフォーマンスも好評です。
今後はBLACKPINKをプロデュースしたTeddyが手掛けるガールズグループがデビューする予定で、2024年の新人賞は女性グループが熾烈な争いになりそうな予感がします。
K-POPオタク用語まとめ
今回は、K-POPアイドルオタク初心者が絶対知っておくべきK-POP用語を紹介しました!
はじめのうちは慣れないかもしれませんが、基本的には絶対使うであろう用語をピックアップしましたので、頑張って覚えてください♪
K-POP用語を覚えるには、韓国語を覚えるのが一番の近道です。
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