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【推し活】中華バーとは?K-POPオタク用語中級者向け

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KPOPアイドルオタクをしていると「中華バー」という単語を目にすることがあると思います。

今回は、「中華バーってなに?」という方のために、中華バーについて解説したいと思います。

K-POPを推している人とは切っても切り離せないものなので、しっかり理解しておきましょう。

中華バーとは?

結論から言うと、中華バーとは「中国のファンがアイドルをサポートするために設立されたコミュニティ」のことをいいます。

もっとわかりやすく言うと、中国でK-POPアイドルの活動を支援しているファンダムのことです。

主に、アルバムの購入や推しの誕生日イベントをおこなったり、宣伝活動を行なったりしています。

韓国や日本でも各アイドルのファンベースがあると思いますが、それの中国版と考えるとよいでしょう。

中華バーの特徴

中華バーの特徴は、桁違いなアルバム購入枚数です。

K-POPアイドルが活動する上で、強力な中華バーがあるかどうかでアルバムの販売成績が大きく左右されます。

中国では貧富の格差が大きく、貧しい人もいる一方でお金を持っている富裕層が多くいます

富裕層は子供の趣味などにお金を惜しまない傾向があり、K-POPにハマった子供がお金を惜しみなく使えるそうです。

これにより、他国では考えられないくらい大きな数字が動かすことができるため、各国のファンダムよりも強い力を持っています。

中華バーと言っても色々な人がいるため、もちろん、一般家庭の子もいるよ。

そんな子も、食費や趣味のお金を削って推しのために応援しています。

中華バーのお金は無限に湧いて出てくるというわけではありません。

中華バーのアルバム購入の仕組み

SNSで中華バーの売上表が回ってくることがありますが、どのように把握しているのか気になる方も多いでしょう。

中国では、日本に比べてアルバム購入の販路が狭いです。そのため、中華バーが代表して共同購入をしています。

まず、中華バーでは事前にセンイル広告などを出稿する時と同様に、ファンダムで集金してから一括でまとめて買っています。

また、各アイドルごとに共同購入リンクを作成することで、どのバー(ファンダム)からいくら売れているのかを把握することができます。

日本ではヨントンやトレカ目的で共同購入していますが、中華バーはそれとは違い「推しの成績」のために積んでいる人が多いです。

「限韓令」でKPOPアイドルは中国で公演できない

中華バーがアルバムを積む背景には、「限韓令」の影響があります。

中国では、韓国との関係悪化の影響で2016年に韓流コンテンツを規制する「限韓令」を出しました。

これまではKPOPアイドルも中国本土で活動していたものの、「限韓令」が出てからは中国での公演ができなくなっています。

つまり、中国人はどれだけ応援しても中国で推しに会うことはできないのです。

これは、韓国や日本のファンとの大きな違いで、「限韓令」により中国のファンは『会えないからお金を出して応援する』という流れになったのです。

※最近では「限韓令」緩和の動きが出ていますが、まだ解除されていません。

中国バブル崩壊で中華バーの購買力が減っている

K-POP界隈だけの話ではないのですが、中国全体の経済が不安定になっているため、最近では中華バーの購入力が減ってきていると話題になっています。

これは、中国の経済状況が良くない=富裕層の金払いが悪くなるためです。また、今まで余裕があった一般層も余裕がなくなってきています。

2022年からはアルバムが売れまくる音盤バブル状態で基本的にはカムバックごとに前作の販売枚数を更新するのが当たり前でした。

しかし、現在は今まで中華バーによって好成績を出していたアイドルグループの成績が伸び悩む自体が発生。この現状を音盤バブル崩壊と言います。

中華バーによるトラックデモ

中華バーという言葉を見る時に「トラックデモ」というワードを見ることがあるでしょう。

トラックデモは簡単に説明すると、ファンの抗議手段の一つとして使われるものです。

事務所やアイドル自身が問題を起こした時などに、抗議活動として事務所前などにデモトラックを出します。

基本的には事務所に対して所属アーティストをもっと大切にしろ!という感じのものが多いです。

なお、必ずしもトラック=抗議となるわけではなく、アイドルを応援するためにポジティブな内容のトラックを出すこともあります。

この目的は、事務所前にトラックを出せば推しの目に入るので、ポジティブなトラックで応援の気持ちを伝えたいということです。

トラックデモをする意味

中華バーはこれまで説明したように、各国のファンダムの中でも強い影響力を持っています。

事務所やアイドルへの不満がある場合、改善しないと次回のカムバックでボイコット(不買運動)するぞ!という脅しができるのです。

事務所もアイドルも、アルバムの販売枚数が減ったら困りますよね。

数字を持っていない人がボイコットを主張してもあまり意味がありませんが、毎回数十万も購入する中華バーであればこの威力は抜群です。

トラックデモで問題が改善したケースもあり、事務所・アイドル・ファンとのコミュニケーションの手段の一つとして必要なものです。

中華バー人気が強いカリナの熱愛報道に対して、謝罪を要求するトラックが出ました。(これが中華バーなのか本国のファンダムなのかはわかりません)

これに対して、カリナは直筆の謝罪文を掲載しました。

日本人は事なかれ主義な人が多いため、なかなかトラックデモをする気持ちがわからないかもしれません。

しかし、中華バーだけではなく韓国のファンダムにおいても、何か問題があればトラックデモで抗議活動をしますので、そういうものだと思っておきましょう。

(KPOPにおいて文化の違いを感じることはたくさんあります)

中華バーが強いKPOPアイドルグループ2023年版

  • 1位:SEVENTEEN『FML』
    215万枚(2023年4月発売)
  • 2位:Stray Kids『5 Star』
    114万枚(2023年6月発売)
  • 3位:NCT Dream『ISTJ』
    107万枚(2023年6月発売)
  • 4位:aespa『MY WORLD』
    102万枚(2023年7月発売)
  • 5位:EXO『EXIST』
    90万枚(2023年5月発売)
  • 6位:TXT『TNC: Temptation』
    80万枚(2023年1月発売)
  • 7位:ZB1『YOUTH IN THE SHADE』
    66万枚(2023年7月発売)
  • 8位:IVE『I’VE IVE』
    56万枚(2023年4月発売)
  • 9位:(G)I-DLE『I feel』
    51万枚(2023年5月発売)
  • 10位:Newjeans『OMG』
    43万枚(2023年1月発売)

※こちらのデータはサランピTVを参考にしています。

表を見ると、中華バーの強さがわかりやすいです。

基本的には男性アイドルグループが強く、セブチは中華バーだけで200万枚以上も売り上げています。

2位のスキズ・3位のNCTは接戦ですね。

女性グループではエスパが100万枚以上の売り上げとなっています。

新人グループのゼベワンはデビュー作で7位の高順位につけました。

このランキングTOP10に入るグループを推しているなら、中華バーについても理解しておいた方が良いでしょう。

中華バーについてのまとめ

中華バーとは、中国のファンダムのことを言います。

金を出す分、口も出すという感じなので中華バーに対して『厄介者』というイメージを持つ人も多いですが、彼らには応援の仕方がそれしかありません。

日本人はイルデやイル活などでアイドルに会うことができますが、中華バーは推し活がしにくい中国から推しを応援しているということを念頭に入れておきましょう。

トラックデモや不買運動などには共感できない人もいるかもしれません。

文化の違いがあるためすべてを理解するのは難しいですが、同じアイドルを推しているものとして尊重する気持ちは持ってほしいです。

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